午後の紅茶 CM ロケ地 : 見晴台駅(南阿蘇鉄道)

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『見晴台駅(みはらしだいえき)』は、南阿蘇鉄道が管理する駅。駅舎は国鉄高森線より南阿蘇鉄道に転換された1986年に開設開業。

2016年にはキリン『午後の紅茶』のCM撮影ロケ地に選ばれた。

2016年冬から放映された『南阿蘇復興支援 CM 午後の紅茶』の効果は高く、放映直後からロケ地の駅舎を多くの観光客が訪れており、現在でも平日にかかわらず記念撮影をする光景を見かけます。



午後の紅茶
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南阿蘇鉄道

南阿蘇鉄道と見晴台駅

南阿蘇鉄道

南阿蘇鉄道の列車[午後の紅茶 2017冬CM・南阿蘇村]
コマーシャル撮影のロケ地は、世界規模の広大な阿蘇カルデラ内にある南阿蘇地域で、南阿蘇村と高森町のふたつの自治体があります。

そのカルデラ平野部を横断するように往復しているのが映像にも出てくる『南阿蘇鉄道』の列車。この南阿蘇鉄道は、第三セクター方式により運営される地元密着型の鉄道会社。

しかし、2016年の熊本地震により路線の半分と麓をつなぐトンネル・鉄橋が甚大な被害を受け全面運休し、突然の経営危機に陥りました。
まだ暫くは路線・トンネルの復旧が見込ず、被害を受けなかった路線を往復運行して利益を上げなければならず厳しい経営状況です。

追加情報

2016年7月31日
被災を免れた一部区間(高森駅から中松駅)の復旧完了において部分運行を開始。
2023年7月15日
約7年ぶりに全線復旧開通。また、JR 豊肥線への乗り入れに対応し、肥後大津~高森間を1日2往復の運行を開始。

見晴台駅

南阿蘇 撮影ロケ地[午後の紅茶 2018年冬 CM]
午後の紅茶:南阿蘇編のCM撮影に登場する舞台は『見晴台(みはらしだい)』という実在する駅。
南阿蘇鉄道・見晴台駅[午後の紅茶 2017冬CM・南阿蘇村]
この駅は、『南阿蘇鉄道』の本社・列車整備施設のある終点駅『高森駅』の一つ手前にあります。
駅は無人駅で放映された映像どおり短い片面プラットホームに2坪くらいしかない駅舎が建つ小さなローカル駅です。
駅駐車場側の外観[見晴台・南阿蘇鉄道]
駅名の由来は、以前改築される前の駅舎では2階部分に見晴台が設置されていたため。そこから、付近の花畑を楽しんだり南阿蘇一帯を望むことができました。
その頃の駅舎名が現在に受け継がれています。
線路側の外観[見晴台・南阿蘇鉄道]
駅は待合室が一部屋のみの簡素な構造。屋根側面の南北側には時計が取付けられています。
午後の紅茶 ロケ地[南阿蘇鉄道・見晴台駅]
全体の構造は非常に小さくかわいい。都市部にある複合施設と併用の大規模駅と比べると新鮮に写る。
北方向プラットホーム[見晴台・南阿蘇鉄道]
CM映像どおり、上白石萌歌さんが歩いていたプラットホームの向こう側は、阿蘇大地の恵みをうける農耕地がひろがるカントリーな味わい。
南方向プラットホーム[見晴台・南阿蘇鉄道]
上白石萌歌さんがたたずみながら歌っているシーンで望む、阿蘇外輪山から一直線に伸びた線路と印象的なプラットホームがあります。
路線脇の花[見晴台・南阿蘇鉄道]
また、見晴台駅のまわりは自然豊かな環境にあるので、春頃になると、駅の周りは野の花に包まれる心癒される場所です。
春の鯉のぼり[見晴台・南阿蘇鉄道]
近年は4〜5月頃になると、駅の周りに鯉のぼりが多数泳いでいます。
※:こちらの見晴台駅の写真は、キリン自動販売機が設置されていない頃の画像を掲載しています。

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キリン自動販売機

南阿蘇 撮影ロケ地[午後の紅茶 2018年冬 CM]
午後の紅茶 CM に登場するキリンビバレッジの自動販売機。この自販機、撮影当時はセットとして用意されたものだったので、実際には設置してありませんでした。
現地状況:2017年12月15日撮影[午後の紅茶 2017冬CM・南阿蘇村]
しかし、地元と観光客のラブコールによって実際に設置販売されることなりました。当初は、設置期間を CM 放映終了あたりまでと限定的でしたが、ご厚意によって現在でも自動販売機は可動しています。
現地状況:2017年12月15日撮影[午後の紅茶 2017冬CM・南阿蘇村]
もちろん、販売されているのは全て『午後の紅茶』です‼️
現地状況:2017年12月15日撮影[午後の紅茶 2017冬CM・南阿蘇村]
《※:設置当初は午後ティー以外のドリンクもセットされていましたが、のちに全てが午後ティーに変更されました》

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駅のメッセージノート

午後の紅茶 ロケ地[南阿蘇鉄道・見晴台駅]
見晴台駅の室内には、南阿蘇鉄道駅舎の記念スタンプと来訪者が書き込みできるメッセージノートが用意してあります。

メッセージノートの設置は地元区長の考案がはじまり。
熊本地震による被災前は、農耕地にのそばにポツンとある寂しい無人駅でしたが、2016年冬に午後の紅茶CMのロケ地として放映された後には、全国から多くの人が訪れてきました。
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その状況に「何もないこの駅に全国から人が訪ねてくる。形として残す方法はないか」と、地元の栗屋保夫さんが地区長だった当時、駅舎内のテーブルに『ふれあいノート』を設置。すると、来訪者の様々な思いが書き込まれるようになった。

2012年5月の時点ですでに12冊と、多くの人に書き込まれている。駅舎内のメッセージノートは数冊置かれており、過去の書き込みを見ることができる。設置当初から近年までの駅ノートは、地域の宝として大切に保存されている。

駅舎概要

駅名
見晴台駅
所在地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村両併〔地図
駅員
無人
隣駅
南阿蘇白川水源 ←|→ 高森
歴史
  • 1986年(昭和61年)10月1日 – 南阿蘇鉄道により開業。
  • 2016年(平成28年)4月14日・4月16日 – 熊本地震によって路線、橋梁やトンネルに損傷をうけたため全線運休。
  • 2016年(平成28年)7月31日 – 中松駅〜高森駅間の運転再開。
店舗
近隣道路
県道号線
駐車場
あり(3台ほど)
トイレ
簡易トイレ設置中
備考

見晴台駅 : 時刻表

時刻表[見晴台・南阿蘇鉄道]

2024年3月16日(土)以降の時刻表

上り時刻表:高森駅発 → 立野駅行き

南阿蘇鉄道 時刻表

下り時刻表:立野駅発 → 高森駅行き

南阿蘇鉄道 時刻表